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2022年8月1日

ヒューマンエラーの対策について(ISO9001)


こんにちは。ISO事務局でございます。
セミの鳴き声が聞こえてきてもう夏になってしまったと少しげんなりしているこの頃です。暑くて外に出るのがとても辛いので近場のコンビニですら行くか悩みますし、お出かけする時も涼しいところが最優先になってきています。今年も暑い日が続いて熱中症関係のニュースも多くなってきたので健康に夏を乗り切れるように頑張りたいと思います!!

最近、お問合せいただく内容で「そろそろ審査が近づいてきているので…」という企業様が増えてきた印象があります。秋ぐらいにISOの審査を行うところが多いのでしょうか。
ISO9001では品質を維持するための取り組みとして「ヒューマンエラーの対策」があります。ヒューマンエラーとは人が原因となって起こる失敗や過誤のことですが、どのような仕事でも起こる可能性はあるので対策が必要です。
ヒューマンエラーが起こる原因としては以下のような特性が考えられます。

「認知」・・・知識や経験不足、マニュアルが複雑すぎて正しく理解できていない等。
「判断」・・・疲労や錯覚、意識低下等。
「行動」・・・マニュアル不備・違反やリスク放置等。

ヒューマンエラーが起きないようにするために、エラーの原因となるものを取り除いたり、作業しやすいように手順を変えたり、作業を機械に変更等の対応をすることでミス・事故の発生確率が下がります。違う人が業務を行うこともあるので、いつもと違う人が行っても問題なく製造できるようにしましょう。
また、事故になっていた可能性のある事(ヒヤリハット)もとても重要になります。情報を職場内で共有して、ミスを指摘できたり改善案を出しやすい体制づくりをISOとしてあらかじめ決めておくことでヒューマンエラー防止だけでなく継続的な改善にもつながります。
ISOに関係する部署の方はもちろんですが、あまり深くかかわりがない部署の方も自社で決められているマニュアル等を見直してヒューマンエラーについて考えてみるのはいかがでしょうか。

2022年7月14日

「6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定(ISO9001)」


こんにちは。ISO事務局でございます。

先日お買い物に出かけたら夏のバーゲンが始まってました!昨年は家出ることがあまりないという理由でほぼ服や靴を買っていなかったので、今年はファッション関係に少しお金を使おうと思います。ここ数年のテレワーク続きでサイズが大きくなっていないか不安です・・・。あえて少し小さめのサイズの服を買い、その服を着るためにダイエットするという荒業を聞いたことがあるので試してみようかなぁ(笑)

私の家の横にスーパーがあったのですが最近閉店してしまい、新しくマンションが建つことになりました。マンション建設にあたり建設会社の人や、工事により近隣の家に影響がないか検査する会社の人等が説明に来て作業計画書等の書類をもらい、マンション1つ建てるにしても色んな会社が関わっているんだなぁと思いました。計画書を見るとマンション建設に関することが細かく書かれていて、何か作業するためには最初の計画が大切と改めて思いました。ISO9001では計画についても項目があります。

「6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定」
製品製造にあたり関係する機能や段階、プロセスにおいて品質目標を設定する必要があります。「実施項目」「必要な資源」「責任者」「完了時期」「結果の評価方法」を決めて関係者に伝達、プロセスに問題がないか確認して必要があれば更新することも大切です。
顧客の求めている製品やサービスや企業内外での問題を明確にして計画に組み込むことで、より良い製品の作成や作業工程もスムーズに進めることができます。また、品質方針との整合や達成度を判定できるように数値化して判断基準を決める等も製品・サービスの向上のためにはとても重要になります。
内部監査でも目標を部門や階層ごとに設定しているか、具体的な達成計画が策定されているかもチェックするポイントになるので、計画の実施状況や目標の達成状況、未達成の場合の対策についても計画する段階で決めておきましょう。

2022年6月21日

内部監査の計画、準備について(ISO9001 ,ISO14001)


こんにちは。ISO事務局でございます。

先日、お散歩していたらまだ6月なのに蚊に刺されてしまいました…。帰り道に蚊取り線香を買ってきてすぐに蚊対策をしました。まさかこんなに早く蚊取り線香を使うことになるとは思いませんでした!(笑)夏はもう少し先ですが、これから色んな虫が出てくるので早めに対策して虫との遭遇回数を最小限に抑えたいと思います!!

内部監査を受ける側も事前の準備等が色々あり大変かと思いますが、監査する側も事前準備や監査後にも報告書の作成等色々な仕事があります。
内部監査を行うにあたり、内部監査プログラムが決まったらその枠内で個別に内部監査を行いますが、その際次のことを明確にするとスムーズに進められます。

監査目的・・・その監査で何を達成するかを明確にする。
監査範囲・・・監査する場所、活動、プロセス、監査で対象となる期間等、監査の領域を
        提示する。
監査基準・・・適合性の判定として用いる文書名称、版数、法律、規格、計画書などを
        明確にする。

内部監査を行う前に決めておくべきことがたくさんありますね。その他にも監査で必要な書類や使用する文書等、内部監査員全員で事前に確認しておかなくてはいけないので余裕をもって準備しておきましょう。
また、最近ではコロナの影響もありオンラインで内部監査を行っているという企業もあるかと思います。オンラインと通常の内部監査で確認すべき点に違いはありませんが、 オンラインでは、紙媒体の記録や現場の状況等を直接確認することが難しい場合が多いので、事前準備と情報収集がより重要になります。事前に確認すべき事項をまとめておき、必要な記録のスキャンや現場の写真を送ってもらう等して、工夫して内部監査を行えると良いですね。
オンラインでの内部監査は難しいと感じることも多いと思いますが、監査員同士で内容を共有して事前準備を行っておくことでスムーズに監査できるので、状況に合わせて対応できるようにしましょう。

2022年6月1日

持続可能性の3本柱(ISO14001)


こんにちはISO事務局でございます。
私はコーヒーが好きで一日にホットコーヒーを4~5杯くらい飲む日もあるのですが、最近は気温が高いので冷たい飲み物も飲みたいと思うようになってきました。冷たい飲み物も好きですが重い飲み物を買ってくるのもちょっと面倒だなと思ってまだホットコーヒーを飲み続けています。でもさすがに暑いしカフェイン摂りすぎも良くないと聞くので冷たいお茶を作ってストックしようと思います!

ここ数年でよく耳にするようになった「SDGs」でも持続可能な開発目標とありますが、ISO14001でも同じように持続可能な開発が重要とされています。 会社での業務など規模が大きいほど環境への影響も大きくなるので対策を考えないといけないですね。
環境問題をおろそかにすると大気汚染、水質汚染、土壌汚染等の様々な影響があり、次世代の人々が安全に生活することができなくなる可能性があります。環境への負荷の増大により環境に関する法律が変わったりして、今までは良かったが今後は変えていかなくてはいけない業務が発生するという方も多いのではないでしょうか。
改善することは良いことですが、環境問題に重きを置きすぎて会社として成り立たなくなってしまったとなっては大変ですので、ISO14001では3つの柱のバランスを考えることが大切です。

「環境」
「将来の世代の人々のニーズ」
「会社及び経済」

環境問題をおろそかにしてはいけませんが環境問題を最優先にしてしまうことで会社が赤字になってしまい利益が得られない、現在働いている人の生活が困ってしまうという状況になるのも問題です。社員も安心して働けるように安定した収入を得られるような会社にすることも大切ですよね。
環境に関する法律が変更されたり、会社内の状況も変わることもあるのでその時の状況に合わせて改善することが求められます。会社ごとにどこまで環境問題に対応できるかは変わってきますが、できる範囲内で環境問題に取り組んでいきましょう!!

2022年5月10日

測定機器の確認(ISO9001:2015 7.1.5 監視及び測定のための資源)


こんにちは。ISO事務局でございます。
私の家では、友達から譲り受けたメダカを飼っているのですが、水槽の中に草が多すぎてメダカが何匹いるのか把握できなかったので、先日水槽内の草を減らしたところ6匹いることが判明しました!エサを食べている様子や泳いでいる姿が見えるので愛着がわいてきました。最近赤ちゃんも生まれて日々メダカの成長を見て癒されてます!

友達と健康診断の話をしていたのですが、友達がいつもと違う場所で健康診断をした時に身長が2センチ伸びていたことがあったそうです。その翌年の健康診断はいつもの場所に行ったら元の身長に戻っていたので、身長を測る器械が良くなかったようです。さすがに2センチの誤差は大きいので器械を見直した方がよさそうですね…。
ISO9001では「7.1.5 監視及び測定のための資源」があります。定められた要求事項に製品が適合しているかを実証するため、監視または測定に使用する機器等を明確にし、提供することが求められています。

校正:測定機器が正しく測定できているかチェックする。
検証:測定した値が基準から外れていないかチェックする。

現場で測定値の正当性が求められている場合は、校正または検証の記録を取っておきます。また、校正を確認して問題のある機器が見つかった場合は、処置の記録を取っておく必要があるので注意しましょう。
せっかく測定しても測定値が正しくないと製品の品質が変わってしまいますので、一定の品質を保つためには決まった期間で測定機器や測定値の確認をすることが大切です。

2022年10月~2023年3月までのISO9001、14001内部監査員養成研修の日程が決定しました!!
オンライン受講型もお申込みを受付けしておりますのでご連絡お待ちしております!
●2022年5月~2023年3月のISO9001、14001内部監査員養成研修スケジュール
 ⇒https://hp-eigyo.com/wordpress_accueiliso/wp-content/uploads/1912.2009.pdf




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