2014年9月19日
iso9001内部監査の効能
よく誤解されることの一つに、iso9001を取得すれば不良品は発生しない、というものがあります。iso9001は確かに品質マニュアルと呼称される通り、企業の品質管理を向上させるためのルールを整備して、問題解決の方法をモデル化したものです。iso9001の認証取得している企業は、不良を発生させないというのではなく、問題が発生した時にどのようにそれを解決し改善するプロセスを体質化しているか、ということなのです。
iso9001内部監査は何をどうチェックするか
iso9001取得準備に向けては、企業では一般的にiso事務局が組織され、セミナーへの参加や勉強会を通じて、isoの理念と審査がどのように行われるか、何をなすべきかを理解します。そして社内評価をし、一定の水準に達していない部分を計画的に改善していきます。そのためにはiso9001内部監査は良い方法です。
例えば製造現場で不良品が発生した時、記録に残してあり、原因や背景が分析され、再発防止のための改善策、および関連部署への教育による周知徹底までが文書化されている必要があります。また教育などの指導は計画的になされ、作業に携わるには教育を受けていることが有資格であることが必要です。iso9001内部監査では、iso事務局がこれらの問題を本番さながらにチェックします。そしてiso9001 内部監査において合格点に達すると判断された時点で本審査を受け、認証されるという形をとります。
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